X̄-R管理図の計算
あなたのデータ
表計算ソフトからそのまま貼り付けてかまいません。ただし各行の測定値の個数は揃えてください。限界線をつくる定数が、その個数によって決まるからです。
群は時間的に近いところから取ってください。そうすれば、群の内側で変わるものは工程のふつうの揺らぎになり、群と群のあいだで変わるものが、調べる価値のある部分になります。同じ一分間につくられた五個は、一週間にわたって取った五個より多くを語ります。
結果
| 群あたりの測定数 | — |
| 使った群の数 | — |
| 群平均の平均 | — |
| 平均範囲 | — |
| 平均の管理図の上限と下限 | — / — |
| 範囲の管理図の上限と下限 | — / — |
| 範囲から導かれる短期の標準偏差 | — |
| 個々の測定値のばらつきが、平均の管理図より何倍広いか | — |
これらの管理図の限界線は、客が求めたものとは何の関係もありません。工程が実際にしていることから導かれます。だからこそ、内側の点でも不良品でありうるし、外側の点でも公差の中でありうるのです。公差を管理図に描き込むことは、この分野でいちばん高くつく間違いです。問題のなかった機械をいじらせ、変わってしまった機械を放置させます。
平均の管理図が、あなたの生データより狭いのは意図的です。その限界線は複数個の平均に対するもので、平均は個々の値より、入れた個数の平方根のぶんだけ揺れが小さくなります。単独の測定値をその限界線と比べれば、ありもしない異常が見えます。表の最後の行はそれを警告しています。
平均の管理図より先に、範囲の管理図を読んでください。ばらつき自体が安定していなければ、もう一方の限界線は動く土台の上に立てられたことになり、まだ解釈できるものはありません。
管理限界と規格限界は同じものですか。
いいえ。同じものとして扱うことが、この分野でいちばん高くつく間違いです。管理限界は工程が実際にしていることから出てきます。規格限界は客が求めたものから出てきます。同じ軸の上に載っている、別々のものです。
その結果はきわめて具体的です。管理限界の内側の点でも不良品でありうるし、外側の点でも公差の中でありうるのです。公差を管理図に描き込むと、問題のなかった機械をいじらせ、変わってしまった機械を放置させます。
平均の管理図が、私の測定値より狭いのはなぜですか。
その限界線が、単独の一個ではなく平均に対するものだからです。n個の平均は、単独の値より√n倍だけ揺れが小さくなります。ですから五個の群なら、個々の測定値のばらつきは管理図の2.24倍の広さになります。
だからこそ、単独の測定値を平均の管理図の限界線と比べると、ありもしない異常が出るのです。その倍率をページに表示しているのは、違いを目の前に置くためです。
| 群あたりの測定数 | 個々の測定値はこの倍率だけ広い |
|---|---|
| 2 | 1.41 |
| 4 | 2.00 |
| 5 | 2.24 |
| 9 | 3.00 |
| 10 | 3.16 |
平均の管理図と範囲の管理図、どちらを先に読むべきですか。
つねに範囲のほうです。平均の管理図の限界線は平均範囲から組み立てられます。ですからばらつき自体が不安定なら、その限界線は動く土台の上にあり、まだ解釈できるものはありません。
裏返して言えば、範囲の管理図が不安定だということは、工程がそもそも同じことを繰り返していないということです。中心に寄っているかを問う前に、そこを片づける必要があります。
不安定な工程から能力指数を計算してもよいですか。
数値を出すことはできますが、何の意味も持ちません。能力指数は、工程が公差にどう収まるかを述べるものであり、その説明は、工程が明日も今日と同じように振る舞う場合にだけ役に立ちます。不安定な工程には、述べるべき単一のばらつきがありません。
ですから順序は、まず安定、次に能力です。このページが示す標準偏差は平均範囲から得たもので、それらの指数が前提とする短期のものです。だからこそ、全データをまとめてではなく、群の内側から計算しています。
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